「将来、どんな仕事をすればいいんだろう?」
「今の経験が、将来どう役立つのかわからない…」
キャリアプランを考えると、
そんな漠然とした不安に襲われることはありませんか?
私のキャリアは、
SE、営業、飲食店経営、Web制作…と、
一見すると全くバラバラな経験の連続に見えるかもしれません。
しかし、
実はそれらの「点」は、一本の太い線でしっかりとつながっているのです。
この物語を貫く、たった一つのテーマ。
それは、
「仕組みをつくり、人に届ける」ということ。
ここでは、私のキャリアの点がどのように線になっていったのか、
その物語を少しだけお話しさせてください。
私の社会人としての第一歩は、
電機機器メーカーのシステムエンジニア(SE)から始まりました。
そこで担当していたのは、
どれも「止まってはいけない」、社会の基盤となるシステムばかりでした。
具体的には、
以下のような「人の安全や行動に直結するシステム」の設計や運用に携わっていました。
• 道路上に設置する交通情報板による「情報提供システム」
• 防犯カメラと通報装置が一体となった「スーパー防犯灯システム」
• 道路の混雑状況に応じて車線を変更する「中央線変移システム」
• 野球場のスコアボードなど
私たちが設計・製造した装置、システムは、24時間365日休まず稼働し、
道路の安全や人々の安心に直結していました。
そのプレッシャーの中で、
「止まってはいけない」という言葉の意味を、肌で理解したのです。
この時代に、
私はキャリアの土台となる最も重要な教訓を学びました。
『正しく動くこと』そして『見えないところで支えること』
この、仕組みづくりの基礎が、骨の髄まで叩き込まれました。
しかし、完璧な「仕組み」を作るほどに、
その先にいる「人」の顔が見えなくなり、
私は、技術のその先にあるもの…人の心に直接触れる世界に、強く惹かれるようになったのです。
2.1. 「作る側」と「使われる側」の視点
SEの後、
私はソフトウェア開発の世界へ移り、システムの設計からプログラミング、
テストに至るまで、より深く「作る側」のプロセスを経験しました。
当時はインターネット黎明期。
私は個人活動として、
自分でドメインを取得し、
サーバーを立て、DNS、メール、Webといったシステムを
一通り構築・運用していました。
純粋な技術への探究心から始めたことでしたが、
予期せぬ大きな収穫をもたらします。
それは、
「作る側の視点」と「使われる側の視点」の両方を持つことができたということです。
このサーバー構築の経験は、
後の飲食店経営で自らHPを立ち上げ、
Web集客の仕組みをゼロから作れたこと、
そして今、
クライアントに最適なWebの仕組みを提案できることの、
まさに原点だったのです。
2.2. 初めて向き合った「数字で測れないもの」
次なる挑戦は、これまでのキャリアとは180度異なる世界でした。
私が飛び込んだのは、結婚相談所です。
そこでの業務は、
テレアポ、訪問営業、そして会員様のフォロー。
技術やロジックではなく、
ここで初めて
「数字では測れない『人の感情』」と
真正面から向き合うことになりました。
相手の話をじっくりと聴き、その背景を理解する。
言葉を一つひとつ慎重に選び、信頼関係を築いていく。
この経験は、
「作る」ことだけでは決して得られなかった
「伝えること」の重要性を、身をもって教えてくれました。
「仕組み」を作る技術と、「人」と向き合う経験。
この二つが、私の次なる挑戦の舞台で一つに融合することを、
この時の私はまだ知りませんでした。
キャリアの大きな転換点として、
私は自分の店を持ち、飲食店を経営するという道を選びました。
この経験は、まさにこれまでのスキルの集大成であり、
同時に最も厳しい試練の場でもありました。
お店では、ナポリタン職人、バーテンダー、バリスタとして、お店に立ち、
お客様一人ひとりの表情を見ながら最高の味と空間を追求する。
そして裏側では、
経営者兼エンジニアとして、BGM提供システムや最新の会計システム、キャッシュレス決済の導入など、
新しい技術を積極的に取り入れ、お客様の利便性向上に努めていました。
集客面では、ホームページの定期更新やSNSの投稿を繰り返す。
そんな日々を過ごしていました。
SEとして培った「仕組みづくり」のスキルと、営業で学んだ「人と向き合う」力。
そのすべてを総動員して店を運営する中で、私は痛烈な現実に直面します。
「良いものを作るだけでは、届かない」
どれだけ美味しいナポリタンを作っても、
どれだけ居心地の良い空間を用意しても、
その価値がお客様に伝わらなければ、存在しないのと同じなのです。
この痛みを伴う気づきが、私のキャリアを最終的に統合させる原動力となりました。
飲食店経営で得た「作るだけでは届かない」という気づきは、
私のキャリアの方向性を大きく変える転機となりました。
想いや価値を、必要としている人にきちんと届ける。
そのための「伝えるための形」をつくる仕事へと、これまでの経験が少しずつ統合されていったのです。
これまで、私が手がけていたのは、
ロゴ、Webサイト、LP、公式LINE構築といった“想いを可視化し、届けるためのツール”です。
一見するとバラバラに見えるこれらの制作物ですが、
目的はただ一つ。
「必要な人に、必要な価値を、ちゃんと届けること」
この目的を実現するために、
これまでのキャリアで培ったすべての経験がシナジーを生んでいます。
例えば、
公式LINEを構築する際には、 単に技術的な仕組み(ITの知識)を整えるだけではありません。
結婚相談所で培った“共感力”を活かし、受け取った人が温かみを感じられるメッセージの流れを設計します。
さらに飲食店経営の視点から、それがどのように集客や売上につながるのかを徹底的に考え抜きます。
技術と現場、そして「伝える」という行為。
すべての点が、ようやく一本の線としてつながったのです。
そして、「想いはあるのに、どう伝えればいいかわからない」と悩む方々を、
以下のサービスを通じて、支援する体制を整えています。
私の物語は、ようやく本当の始まりを迎えたのかもしれません。
そして今、さらにその先へ。
「必要な人に、必要な情報を、ちゃんと届けるために」—— その前提として、
伝える側が自分自身の“判断軸”を持てているのか。
そんな迷いをなくすための取り組みにも、挑戦しようとしています。
ここまで私の物語を読んでくださり、ありがとうございました。
SEから始まり、営業、飲食店経営を経て、Web制作へ。
一見すると遠回りに見えるキャリアかもしれませんが、私にとっては一つとして無駄な経験はありませんでした。
すべてが今につながっています。
もしあなたが今、「自分の経験がどうつながるのかわからない」と感じているなら、心配はいりません。
あなたが今まさに経験していること、これから経験することの一つひとつが、未来のあなたを形作る大切な「点」です。
そしてその点は、いつか必ず、あなただけの「仕組みをつくり、人に届ける」という、美しい一本の線でつながるはずです。
私のこの少し変わったキャリアが、あなたの未来を信じるための、小さな光となれたなら幸いです。